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tanたんの「死ぬまでうまいもん、あと何回?」

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2006年 10月 20日

白金・福わうちの「肉じゃが」

白金・福わうちの「肉じゃが」_f0052391_10325146.jpg


最近再開発が進んでいる白金高輪エリア。
福わうちは今年でオープン4年目を迎える和食の店。
大将の三宮さんは、私の兄貴分でも(年齢も、体型もw)ある方だが、
以前は麻布十番にあった「たらふくまんま」にいらっしゃった方。
たらふくまんまは、銀座の交詢ビルに進出し、目玉が飛び出るような
価格帯のお店に変貌してしまったのだが・・・・・
福わうちは、「和食」というよりは、「めし屋」というか、
「うまいもん屋」という感じの店。

三宮さんが九州の方ということもあり、九州の海で採れた魚介類をはじめ、
「とんかつ屋よりうまいとんかつ」や「わさびたっぷり乗せて食べるトロかつ」、
なども有名なのだが、福わうちの看板料理といえば、この「肉じゃが」。
具材は、カルビ肉、メークイン、タマネギ、ニンジンと
非常にオーソドックスなのだが、特筆すべきは、メークイン。
肉じゃがは一般的に男爵で作られることが多いのだが、
男爵は煮崩れが激しいため、見た目も重視する福わうちでは、メークインを使用する。

このメークイン、ご覧頂くとお分かりいただけるかもしれないが、非常に厚くむいている。
おおよそ半分くらいの大きさまでむいていくのだ。
もったいないなぁ、と思うのだが、
三宮さん曰く「皮に近い部分には、雑味が多いので、贅沢なんですが
純粋なデンプン質の多い芯に近いほうを使うんです」とのこと。

なるほど、日本酒の大吟醸は、お米を半分以上削って仕込むことで、
味に雑味がなく、繊細な感じになるのと一緒なのだ。

カルビ肉のボリュームもさることながら、
福わうちの肉じゃがの主役は、やはりメークインなのだろう。

ちなみにこの肉じゃが、数日経つとマッシュされてカレーと一緒に煮込まれ、
「肉じゃがカレー」として、新しい生命を吹き込まれる。
これがまた、うまいw

福わうち
港区白金1-28-1サーラ白金1F
03-5739-0264

by tan0526 | 2006-10-20 10:32 | 今日のおいしいもん


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